室内キッズスペース『ファンタジーキッズリゾート』を全国展開されているファンタジーリゾート株式会社さま。
同社のリブランディングプロジェクトにおいて、当社(株式会社野毛印刷社)は、コンセプト立案からキャラクターデザイン、各種ツールの展開までをトータルにサポートいたしました。
本記事では、ファンタジーリゾート株式会社 代表取締役 八杉さまへのインタビューをもとに、リブランディングの舞台裏をご紹介します。
『ファンタジーキッズリゾート』とリブランディング
『ファンタジーキッズリゾート』は、全国に10店舗を展開する日本最大級の室内遊園地です。1店舗あたりの平均面積は、なんと体育館約4個分!(2026年3月現在の情報)
巨大な空間には多種多様な遊具があり、子どもたちは天候に左右されることなく思いっきり体を動かして遊ぶことができます。
代表取締役の八杉さまはかねてより、「店舗全体の統一感のなさと、デザインの古さ」が課題だと感じていました。
その課題を解決するべく、当社の伴走型リブランディングプロジェクトがスタートしました。
バラバラだったイメージを「一つの物語」へ

『ファンタジーキッズリゾート』港北店
――まずは、今回のリブランディングの率直な感想をお聞かせください。
八杉さま: 3年前に私が着任した当時、お店のイメージはガチャガチャしていて統一感がありませんでした。それが今回のリブランディングを経て、レストラン、遊び場、受付といった各エリアに統一感が生まれ、お客さまや取引業者の方々にお見せした際も非常にいい印象を持っていただいています。
――リブランディングプロジェクトにおいて、当社の制作物や対応の中で特にご満足いただけた点はありますか?
八杉さま: やはり、デザイナーの小池さんが手がけたキャラクターたちです。メインの「ファルちゃん」「ファロくん」だけでなく、砂場の「サラサー」など、それぞれのエリアを代表するキャラクターを作っていただきました。
実は、小池さんには「遊び場の数だけキャラクターを作って、わちゃわちゃさせたい」と、すごく無茶なお願いをしたんです。小池さんはそれを受けて見事に再現してくれました。

デザイナー小池が制作した、『ファンタジーキッズリゾート』の世界を彩るキャラクターたち
八杉さま:野毛印刷さんは遊び場運営の専門家ではないのに、こちらの無茶ぶりに対応して、ほとんど修正がないクオリティでキャラクター案を出していただいたのが素晴らしいと思います。
そもそもブランドコンセプトがなかったため、野毛印刷さんにはコンセプト作りから入ってもらいました。ブランドのちゃんとしたストーリーや世界観も作っていただき、それが子どもたちにしっかり届いているのを実感しています。
ある日、入り口で混雑を理由に帰ろうとするお母さんに、小さな女の子が「嫌だ!ファルちゃんとファロくんと遊びたい!」と泣いて訴えていたんです。その時、キャラクターたちが単なる飾りではなく、子どもたちにとって「会いに行きたい友だち」になったんだなと確信し、感動しました。
リブランディング後の変化
八杉さま:もう一つ、成果を実感した出来事があります。 最近、お客さまにインタビューをしているのですが、とあるお父さんが「電車から見える大きな看板を見て来た」と仰ったんです。「『でっかい室内キッズ遊園地』ってどんなもんなんだろうと思って」と。新しくなったロゴやサインがしっかり目に留まっていることを実感しました。

横浜市営地下鉄の車内から見える、『ファンタジーキッズリゾート』港北店の看板
――リブランディングの成果をこうやって聞けると、当社としてもとても嬉しく思います。リブランディング後、客層に変化などはありましたか?
八杉さま:港北店は夏にリブランディングをしてから、前年比101%と来場者数が増えています。これはやっぱり小池さんのデザインの効果ですね。
代理店とは異なる、「二人三脚の伴走型リブランディング」
――当社との制作プロセスを振り返ってみていかがですか?
八杉さま: コンセプト段階から、とにかく長い時間をかけて話し合いましたよね。
一般的な代理店にキャラクター制作を依頼すると、途中確認もなく「A・B・C案から選んでください」って出てくるんです。でも、それだとこちらの意図とどこかズレが生じてしまう。
今回は野毛印刷さんと密にコミュニケーションを取りながら一緒に作り上げていく手法だったため、途中で嫌な気持ちになることもなく(笑)、最高の形で進めることができました。
小池(野毛印刷社デザイナー):私も実践を通じて多くの学びがありました。八杉さんのように一緒に取り組んでくださる方がいたからこそ、迷いなく取り組めたと思います。ありがとうございました。
花崎(野毛印刷社営業): 私は毎回、打合せに伺うのが楽しみでした。「予算と納期に合わせて作る」のではなく、「いいものを作る」というゴールに向かって八杉さんと取り組めたことは、とてもいい経験になりました。

リブランディング第1号となった北上尾店
ますます広がる、ファンタジーの輪
――今後の『ファンタジーキッズリゾート』の展望について教えてください。
八杉さま: 今後も「子どもたちを全力でクタクタにさせる」ような、アクティブな遊具の導入を計画しています。さらに、これまでとは少し異なるコンセプトの店舗も構想中です。
その時はまた、小池さんに新しいキャラクターをお願いしたいですね。

(写真左より:ファンタジーリゾート株式会社 代表取締役 八杉さま/加生さま・野毛印刷社 花崎/小池)
リブランディングを経て、単なる「遊び場」から「物語のある街」へと生まれ変わった『ファンタジーキッズリゾート』。八杉さまの胸には、すでに新たな夢の形が描かれています。
クライアントと制作会社という垣根を越え、共通のゴールに向かって走り続けるリブランディングプロジェクト。『ファンタジーキッズリゾート』のさらなる広がりに向けて、今後も当社は支援を続けてまいります。













